名古屋ナンバーの運転技術

悪名高い『名古屋走り』

名古屋の道路

走行速度

道路を走るスピードが速ければそれだけ目的地に到達するまでの時間を短縮できる可能性が高くなると、世の中のドライバーが考えるのは当然です。 若葉マークの新人ドライバーであろうが中年のベテランドライバーであろうが、この考えに至るのは自然の流れでとても単純な話です。 早く走れば早く着く、その理屈は小学生でもわかることです。 ですが自分の安全や周りの安全を考えて、普通のドライバーは一日中アクセルを踏み続けて最高速度で走ろうと、無茶な運転はしません。 教習所でも教わることですが自動車の運転をする時は心に余裕を持って、周囲に気を配って安全運転を心がけなければいけません。 自分が早く走るために周りのドライバーを不安にさせるような行動をしてはいけないのですが、名古屋ナンバーはそのへんの気遣いが足りないのではないか、 と思われているのはこれまでの行いのせいかもしれません。

車線変更

名古屋市内には片側2車線以上の極太道路が多くありますので、目的地に到着するまでに車線変更をする機会が何度もあります。 1車線の道路ならそのまま車線変更をせずに左折右折を繰り返して到着できるけど、3車線の道路の左車線を走っていて右折したい場合なんかは 2度も車線変更をしなければ右折のできる車線に到達できません。 名古屋の道路をすいすい走行するなら車線変更の技術も必要で、毎日走っていればおのずとその技も身に付いていきます。 そのテクニックを必要以上に使用するのも名古屋ナンバーの特徴で、前を走っている車を抜かして数秒稼ぐために車線変更を繰り返します。 その際にウィンカーを出さないこともあり、周囲の確認が不十分で前後を走っているドライバーを危険な目に会わせる事も少なからずあります。 2車線一気に変更することもあり、とにかく落ち着いてゆったりドライブすることが出来ない、抜かして抜かして抜きまくるのが最良だと、 1台でも多くの車を抜くのが正しい運転と思い込んでまっすぐ走らずクネクネと走り回ります。

対向車線

前方を走る車を抜かしたいけどそのための車線がない場合、名古屋ナンバーの車は対向車線へはみ出してでも追い抜くケースがあります。 もちろん対向車が走ってこないことが前提ですが、うっかり見落としていたり発見が遅れて正面衝突の事故を起こす可能性もある危険な行為ですので、 並のドライバーはそんなことをしてまで早く走りたいか一時考え、そのままのんびり走る道を選びます。 制限速度を守っている車が悪いわけもなく、安全運転している前方の車に文句を言いたくなるほどいらつく理由は、自分が少しでも早く家に帰ったり目的地に到着したいという、 本当にちょっとしたどうでもいい理由だけなのに、命がけの車線変更でその1台を追い抜こうとするのです。 本来走るべきではない道を走ってでも追い抜こうとするのが名古屋ナンバーで、信号が黄色になって前方の車が停車しようという動きを見せた場合に、 右折レーンを使って追い抜き直進するという荒業もあります。